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【映画感想】映画「君の名は。」は ”面白い” より ”もう一度見たい” という珍しい作品でした。

 こんにちは、割りと連日映画を見ているのに会員カードを毎回作り忘れます。
 前回は聲の形という作品を見てきましたが、今回見たのは最近話題に上がる「君の名は。」という新海誠監督の最新作。
 前々から見たいと思っていたので都合があって良かったです。
 早速感想をつらつらと。
http://www.kiminona.com/images/common/og_image.jpg秒速5センチメートルが別れの物語とするならば、君の名は。は出会いの物語である――

ストーリー

概要

東京の四ツ谷に暮らす男子高校生の立花瀧は、ある朝、目を覚ますと飛騨の山奥にある糸守町の女子高生宮水三葉になっていた。そして、三葉は瀧の身体に。2人とも「奇妙な夢」だと思いながら、知らない誰かの一日を過ごす。
翌朝、無事に元の身体に戻った2人は入れ替わったことをほとんど忘れていたが、周囲の人達の反応や、その後もたびたび「入れ替わり」が起きたことによって、ただの夢ではなく実在の誰かと入れ替わっていることに気づく。2人はスマートフォンのメモを通してやりとりをし、入れ替わっている間のルールを決め、元の身体に戻ったあと困らないよう日記を残すことにした。
 「なんだ入れ替わりモノか」「なんだタイムリープモノか」最近はそう囁かれていますが、そんな定番をぶち壊したのが本作。
 三年前の三葉と三年後の瀧が入れ替わったうえで、三年後には亡くなっている三葉を救い出すというのが大筋なのですが、そこで宗教的な観念や古来よりの言い伝えなどが絡んできます。
 現実と照らしあわせて、というよりかはその物語内で語られたことを元にストーリーを構成しているので、見る方もそういう見方のほうがただしいのでしょう。
 ツッコミどころは多々ありますが、ご都合主義ということで解釈しておきます。(スマホのロックがあっさり解除されているなど)
 しかし、ただの入れ替わりモノではないし、ド定番のタイムリープモノでもない。新海誠の真髄が見られるような氏の作品全てを詰め込んだかのような綿密に組まれたストーリーです。
 本当に「流星群」「入れ替わり」「タイムリープ」をうまくミックスさせて破綻なく作品として仕上げているのには畏敬の念すら覚えます。

作画

 流石新海誠作品と言った感じのやはり気持ち悪い作画でしたね(褒め言葉)
 今回は都会と田舎との行き来だったので両方の良さが際立ちました。都会ではビルのリアルさと人の波の書き込み、田舎では木々の美しさや巫女の舞の作画が際立ちました。
 作画の”魅せ所”というのをキッチリ決めてくるので見てる方も晴れ晴れします。
言の葉の庭

言の葉の庭

 

  ちなみに写真のような気持ち悪い作画、という点では個人的に同氏の過去作品「言の葉の庭」の方が上なような気がします。オススメです。

演出

 今回は意味深演出はあまりありませんでした。割りと素直。
 しかしこの作品は全編通してカメラワークが秀逸で、鳥肌が立つシーンが何度もありました。回りこみが凄いスムーズに切り替わっていったり、ビルの間を縫っていくような動きをしたりと、飽きさせることはありません。
 特に瀧がタイムリープするところでのアノ演出や、出会った後いきなり黄昏時が終わる演出にはシビレました。

総評

 正直に言ってしまうと、最初のヒきが弱かった分ストーリーがノッペリしてしまった印象も相まって「囃し立てられるほどのものじゃあないな」というのがこの映画の総合的な感想です。
 写真のような作画レベルと演出力の高さからいままでアニメ映画を見たことがない層が持ち上げているのでしょう。実際、異常なほどの描写力がありました。
 しかし、「入れ替わりモノ」「タイムリープモノ」のマンネリ化が進んだ中でこの二つをうまく組み合わせてここまで昇華しきれるのは新海誠の本気が見られました。
 実際面白い映画なのですが、僕の中で期待以上ということはありませんでした。もう一回は見たいですね。
 こんなことを言ってみても結局はもう一度みたくなるような「面白さ」以上に「魅力」のある作品でした。

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