ストリングスの扱い方+Sonatina Symphonic Orchestraでストリングスをまともに使う方法
Kontakt版(nki)出ました➡フリー最高峰のオーケストラ音源のKontakt版が出ていた!『Sonatina Symphony Orchestra for Kontakt』 - 音楽系のなんとやら
続記事➡ストリングスのバッキングを打ち込む - 音楽系のなんとやら
怒られたので扱い方を書いてみます。
https://twitter.com/Muten99/status/440751777630023680
ここでは基本的なストリングスのヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの扱いについて書きます。
そのくらいしか需要なさそうだし。
各楽器の役割
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ヴァイオリン
弦楽四重奏では主にメロディーを担当する。一番激しいんじゃないかな。
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ヴィオラ
主にヴァイオリンの補助的役割だが、音が太いために目立たせるようなソロでも使われる。
ハ音記号という特殊な記号を使って譜面が描く場合があり、初心者だと割と扱いづらい。ヴァイオリン系の中で一番空気。
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チェロ
いわゆる『聞こえる低音』を担当する楽器。バスはバスでもコントラバスよりも譜面に動きがみられる。
かの有名な宮沢賢治作の『セロ弾きのゴーシュ』のセロはチェロの別名。
チェロは重いから下にバランスを取るような棒が付いてるけど注意しないと床をガリガリやって先生に怒られるよ
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コントラバス
空気。
コンサートホールでの配置
普通に使う場合はこの限りじゃないけど、一応正式な並びです。空気
フリー音源とその扱い方
ストリングス・オーケストラ系のフリー音源を語るうえで筆頭に挙げられるのが、フリーサウンドフォントの『Sonatina Symphonic Orchestra』でしょう。
しかしこの音源のストリングスはアタックが弱く激しい曲には向いていません。
それを簡易的になんとかする方法を紹介します。
ダウンロード:Sonatina Symphonic Orchestra(一番上はトレントなのでそれ以外のどれかを選択)
1.Staccato音源の調整
Sonatina Symphonic Orchestraの中にはStaccatoと付いた音源があります。
スタッカートというのは跳ねるように演奏する奏法のことです。なので当然アタックも早くなりますし、力強くもなります。
しかしこの音源には欠点があり、同じ音を二度鳴らすと半音ずれてしまうという仕様になっています。手始めにそれを修正します。
この音源の形式、sfzはメモ帳で展開することが可能です。
メモ帳で開けたら、
最初の<group>以下の
seq_position=1
seq_length=2
の二行を削除
二回目の<group>
<group>
以下を全て削除
してください。
2.打ち込み
打ち込み方を別記事に詳しく書きました➡ストリングスのバッキングを打ち込む - 音楽系のなんとやら
今回はxi様のHalcyonをサンプルに打ち込ませていただきました。
Staccato音源ともう一つ、Sustain音源を使います。
サスティンというのは広がりという意味で、その名の通り広がりのある仕上がりになっています。この音源中では複数のヴァイオリンが集まって弾いている感じです。
ますはStaccato音源を打ち込みます。
音が伸びませんね。どうしましょう……
と、ここでSustain音源の出番です。Staccatoに打ち込んだのをコピーしてみましょう。
これではアタックが足りないので二つを混ぜてみましょう。
音量を調整して同時再生してみます。
割とマシになりましたね(白目)
これがオーケストラに入ると不自然なんですが、Jpopとかのバックだったら割と使える感じなので試してみてください。
トランペットとかにもStaccato音源とSustain音源がありますので応用して使うことができます。
バッキング(伴奏)の打ち込み方➡ストリングスのバッキングを打ち込む - 音楽系のなんとやら
Studio One Freeで使える無料のオーケストラ音源 - 萌尽狼グ
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